D.Gray-manのクロウリーファンブログです。雑誌の感想などを書いています。(ネタバレは発売日以降)

カテゴリ: 本誌感想(179夜~)  2010/04/05(月)
「何回破壊しても 体が再生してきて……っ
 止められないよユウっ!!」

再生能力の呪符の所為で死ねない。
オリジナルの記憶が甦って怒りが止められない。

だから怒りと憎悪に振り回されてしまうしかなかった。
しかも彼はまだ10歳前後の子供だ。(精神年齢と肉体年齢的に)
激情を理性で抑えこめなくても仕方がないだろう。

「これじゃ まるで AKUMA…」

確かにこの状態はアクマに近い。
本当は殺したくなくてもその器の殺人衝動から逃れられないという意味で。


アルマがもっと非情な性格だったら「鴉どもや研究員達を皆殺しにしてやったぜ!」と高笑いできたんだろうけど、あの子はなまじいい子だったから
そんな風に吹っ切る事もできずに苦しんでいるんだろう。

「悪くない
 お前は何も悪くねェよアルマ…」


アルマは悪くない。私だってあの子と同じ立場ならそうなってしまっただろうし
ユウだって一歩間違えばああなっていただろう。
研究所の奴ら全員殺してやろうかと思っていたし。


「それでも なんとか正気でいるのは
 キミの…おかげかな

 キミがそばにいてくれてるからだよ
 独りだったら どうなってたかわからない」


マリの言ったこの言葉がよく分かる。
ひどい苦難でも、その思いを共にする大好きな友人が傍にいてくれれば何倍も乗り越えやすくなるから。
「この子も同じくらい苦しんでいるんだ」という思いがバランスの欠いた心を人間に戻してくれるから。
だから一人きりでいちゃだめなんだよ。バランスを失いがちな人は特に。

アルマはユウより一人きりでいた期間が長かったし
研究員達にずっといい顔をしていた分、余計に鬱憤が溜まっていたと思う。
前回「お前達なんかに分かるもんか人でなし!」とエドガーに言っていたし。
だから余計に絶望した時の歯止めが利かなかったのだろう。


 何故こうなった
 みんな世界を守りたいんだろ
 守りたかっただけだろ


中央庁も研究員達もアルマもユウもみんなそれぞれの正義と事情がある。
(そしておそらく伯爵とノアとアクマ達も)
誰か一人だけが悪かったからこんな取り返しのつかない事態に陥ってしまったわけではないだろう。


どんな事情があったとしても
アルマはユウに拒絶され破壊される。この運命はもう覆らない。


…うう…、「どうすればよかったのか」「どうしようもないんだよ」という抵抗と諦めの心がグルグルする…。そして結末が決まっている以上諦めが優勢だ…!!
アルマは現時点でまだ生きているからこの後覚醒するだろうけど
その後普通に仲間になる可能性って何%くらいあるんだ…!!
あの子は本当にいい子だから普通に生き残って幸せになって欲しいのに!!

肉体はもうボロボロだしアクマの卵核まで埋め込まれているから無理だろうか。
そこをなんとか!!なんとか!!

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「目覚めるわけないよね
 目覚めたいわけないよね~~

 あーあ なのに毎日しゃべりかけちゃってさぁ
 ぼくって超ウザかっただろーなぁ――
 ほらぼく声大きいしさ
 話のネタがつきないように本とか読んじゃったりして
 も―― うわ――」


あと個人的にこの辺がちょっと他人に思えない。
うざくないよ!!アルマの話だったら私何時間でも聞くよ!!!
アルマは仲間が欲しくて頑張ってただけなんだから悪くないよ!!!


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