D.Gray-manのクロウリーファンブログです。雑誌の感想などを書いています。(ネタバレは発売日以降)

カテゴリ: 細かい部分の予想  2009/03/01(日)
1月13日に書いた「クロウリーの回復能力限界」の会話相手はこくしょうくろいさんで冬コミ帰りの電車の中での話だったのですが、
 →参照:冬コミレポ8 私と話してくれてありがとう

こういう対話をそのままブログに上げられたらいいのにとか言っていたら
後日、くろいさんが回復条件についての大変詳しい考察を下さいました!!

おおお…!しかも掲載許可も下さいましたー!
なのでありがたく以下に転載させて頂きます。



以下の文章は、「-Your ROSY lips.」のこくしょうくろいさんからです。

―――――――――――

クロウリーが回復する条件とは何か。
クロウリーは肉体欠損から回復する術を持つのか。
個人的には、クロウリーが回復する為には以下の条件のどちらかが満たされていないと無理ではないかと考える。

回復条件
・皮一枚でも元の部分と繋がっている
・切断して比較的直ぐであり、切断された肉体がその場にある

5巻では、クロウリーはエリアーデの攻撃を浴びてはいるが、体自体に欠損はなく、また直後に吸血を行っているために回復できたのだ。
(右腕の回復遅延は男女差・体格差による血液量差ではないかと思われる)


この推測の理由となっているのはクロウリーの能力が「アクマの血を飲むことで超人的な身体能力を発揮する(4巻P32)」というものだからだ。
超人的、すなわちそれは人間が基になっているということ。そしてエクソシストはその人間。

普通の人間は切断面から新たな肉体を形成することは出来ないし、それを出来る仕組みが無い。
そもそも身体が切断されてから再生するのは蜥蜴や節足動物等である。また、蜥蜴と同じように「尾を身代わりに逃げる(自切、というらしい)」こともある哺乳類の小動物(リス等)では再生は不可能だ。
またとらみさんが例に出されていたピッコロさんは純粋な人間だとはいえない(……あれ、言えませんよね?;)。
よってクロウリーをそれらの生物と同等に考えるのはややズレがあるように思う。

では、なぜ僕が
・皮一枚でも元の部分と繋がっている
・切断して比較的直ぐであり、切断された肉体がその場にある
という条件の元であれば回復すると考えるのか。それはこれが元々「人間」がもつ回復能力を強化したものだからである。

普通、人間は深い怪我を負ったり肉体を切断されても、ある程度切断面が綺麗であり、直ぐに適切な処置をすれば再結合が可能だ。
また、動きが鈍くなるなどの後遺症も、リハビリで鍛えることによりある程度まで回復する。

クロウリーは超人的な身体能力を持つ人間なのだから、普通の人間と同じ回復能力、普通+αの回復能力があるのはおかしくない。
多少の傷は無論回復するだろうし、切断されても普通よりは再結合しやすく時間もかからないだろう。
後遺症も出にくいのではないか。

しかし、完全な欠損……切断された部位の消滅や隠蔽が起きた場合はどうか。
普通、切断された部位が消滅した場合はもう取り返しが利かない。隠蔽・紛失した場合切断された部位が現れようと、再結合のタイムリミットは大体3~4時間だったか。それ以上経てば、普通の人間には回復不可能だ。

僕は、超人的な身体能力を持つクロウリーでも、おそらく部位の消滅には対応できないと考える。
再結合に関しても、タイムリミットが普通より長く多少の融通が利くだけで、あまりに時間が経てば回復不可能だと思うのだ。
なぜならクロウリーは、超人的ではあるが、あくまでも生老病死のある「人間」だから。


また、5巻の腕の件についても言及しておく。

エリアーデの能力は「固体の水分を蒸発させ閉じ込める(5巻P52)」ことである。
P50ではボールに触れた花が萎れてしまう様子がわかる。P56以降ではエリアーデの攻撃を浴びたクロウリーの描写がなされている。

ここで注目してもらいたいのは、攻撃を浴びた対象物がどうなったか、という点だ。
P50の花は『水分を失い萎れている』が、『水分を失い崩壊した』訳ではない。
またP56のクロウリー自身に関しても、体は紙の様になってはいるが、髪や眼球、皮膚などは損なわれていない。
つまり、「大部分の水分は失われたが、皮膚や外殻を維持することは出来る」ということにはならないだろうか。

そう考えた時、クロウリーの右腕は「ペラペラではあるが皮膚で繋がってはいる」という答えを出すことは不可能ではない。
もしも皮膚ごと全て消失してしまうなら、クロウリーは右腕に攻撃を浴びた時にまず手袋や腕輪を落とし(否、服も消滅してしまうのが正しいだろう)、全身に攻撃を浴びた後は歯だけの存在になる……イノセンスのみが残るのではないだろうか。

また、右腕が消失していたとなると、エリアーデの能力で片腕を失ったことに気付いていながらエリアーデに飛び掛かっていったクロウリーは、余程以後の攻撃に当たらない自信があったか、殺されるつもりであったか、頭が悪いかのどれかだ。

P50ではエリアーデの攻撃を浴びた城の一部が崩壊する様が描かれている部分もある。と反論もできるだろう。
が、これには一つのボールに吸収される水分量に限界があるのではないかという仮設で説明することが出来る。
つまり、元々水分の少ない城(材質は石?)であれば一つのボールで水分を奪い切り崩壊させられるが、花や人体のように水分が多いものでは一つのボールでは対応できず、水分が残る(=外殻や皮膚が残る)のではないか。

普通の人間であれば、一つのボール分でも水分を奪えば、十分に死に至らしめられるだろう。
しかしクロウリーは超人的な身体能力を持つのだ。

また、いささかご都合主義な考えではあるが、骨は皮膚やその他組織より水分量が極めて少ないので、エリアーデの能力で骨だけは崩壊していた可能性がある。
もしも骨が崩壊していたならば、水分のない腕は干物の様になり、ぺらぺらの状態になることもあるのではないだろうか。

クロウリーの血液にはイノセンスが混じっているのだから、水分さえ補給できれば、体内で崩壊した骨の成分からの復元は可能だと思われる。(回復条件応用)


……とまぁつらつらと語ってきましたが、僕としてはぶっちゃけどっちでも萌えるからアリ!という。←
虐待→強制再生→虐待……な無限ループや、壊れる壊れないの瀬戸際なのも好きです\(^o^)/

それに別に僕が書いたことは殆ど全てこじつけであって、実際16巻のP130では「アレン君の左腕やクロウリーの牙は発動していない時は人の体と同じ形態でいるが その中身は人体とは別物の細胞組織でできている」っていう発言もありますしね。
細胞組織が違うなら完全再生説も否定できないんですよねー。いやまぁこの台詞だけだと再生できるのはイノセンスだけ的ニュアンスありますが。

他にも血液量差とかタイムリミットとか列車での話とか突っ込み所満載で申し訳ない。
ま、僕はとりあえずは完全再生説ではなく限定再生説でいかせていただきます。


あ、蛇足ですが浄化許容量についての妄想。
11巻でクロウリーが浄化できなくなったのは、血液が純粋なアクマのものではなく改造アクマのものだったからではないか。とか考えてみたり。
クロスは装備型ですからアクマの血液には触れられない訳で、でも改造するからには血液接触の危険がある。
それを排除するためになんらかの手立てを取っていて、それがアクマの血液を利用するクロウリーには裏目に出たとか……。
互いに相入れない師クロ萌え!とか思いながらの妄想なんで根拠なんてさっぱりですが、いかがでしょうか。

――――――――



〉またとらみさんが例に出されていたピッコロさんは純粋な人間だとはいえない(……あれ、言えませんよね?;)。
よってクロウリーをそれらの生物と同等に考えるのはややズレがあるように思う。


ピッコロさんは確かに純粋な人間ではないですね。
異星人なので体質がだいぶファンタジーです。


〉超人的、すなわちそれは人間が基になっているということ。そしてエクソシストはその人間。
普通の人間は切断面から新たな肉体を形成することは出来ないし、それを出来る仕組みが無い。


ここは、アレンがアジア支部で
「僕はもう人間じゃない エクソシストです 戦場に戻らせてください」 (9巻82夜)
泣きながらこう訴えていたのと
「人は死ぬものだ 人で在る限りな」 (10巻95夜)
方舟スキン戦で、何回殺しても死なない(死ねない?)神田がこう言っていた事から
寄生型のアレン・クロウリーと梵字回復のある神田は、Dグレという漫画の物語的には
「人間ではなくてエクソシスト」(≒「人間」の範疇を超えた回復力)ではないかと考えています。

それに、そもそも寄生型のイノセンスは欠けた人体に偽装してそれを補っているものですし。
必要があれば腕でも足でも臓器でも一瞬で成形できるかと思います。
まあそれは、純粋な「人体」ではなくてあくまでも「イノセンスが擬態したもの」なのですが。

その理屈で言うと、クロウリーの身体は、歯を除いた頭部以外は全部「人体に偽装したイノセンス」で出来ていると言ってしまっても良いのではないかと考えています。
もしかしたらそこでクロウリーの血が「イノセンスによる疑似血液」になったのかもしれません。

なので、とりあえず現時点では私は
「クロウリーの肉体は部位の消滅に対応できる」派です。


…あと、そういう設定にしておけば星野先生がキャラクターを遠慮なくボロボロにできて楽なのではないのかなと考えていたりもします。

・少年漫画としては刺したり斬ったり電撃だったりで画面を派手にしたい
→でも「普通の人間」だとあんまり派手にやると死んだり回復に時間がかかったりする
→回復に時間がかかると、イベントの度に全治6か月とかで物語内の時間が経ちすぎてしまう
→じゃあ寄生型と神田はどんなにダメージを受けても通常より早く傷が治るという設定でいこう
→神田とクロウリーはどんなに怪我をさせても治るから方舟戦で遠慮なくボロボロにしよう。
  ラビは普通の人間だから精神世界での戦いで。

設定面から見るとこんな展開だったように感じました。


でも、原作でクロウリーが完全な人体欠損を回復した描写は確かに無いんですよね…。

〉つまり、「大部分の水分は失われたが、皮膚や外殻を維持することは出来る」ということにはならないだろうか。
そう考えた時、クロウリーの右腕は「ペラペラではあるが皮膚で繋がってはいる」という答えを出すことは不可能ではない。
もしも皮膚ごと全て消失してしまうなら、クロウリーは右腕に攻撃を浴びた時にまず手袋や腕輪を落とし

この辺りは確かにその通りですし。
原作に明確な描写が存在しない以上、憶測は憶測の域を出られませんね。


〉また、右腕が消失していたとなると、エリアーデの能力で片腕を失ったことに気付いていながらエリアーデに飛び掛かっていったクロウリーは、余程以後の攻撃に当たらない自信があったか、殺されるつもりであったか、頭が悪いかのどれかだ。

…そ、その3択だと、私としては一番最後を選ぶほか無いです…!!
冷静に相手を壊すための戦術を練られる状況ではありませんでしたし。結果的に死んでもいいとは考えていたかと思うのですが、自分からエリアーデに殺されるつもりでは無かったと思います。良くて相討ち。あの時のクロウリーには確かに殺意があった。


〉11巻でクロウリーが浄化できなくなったのは、血液が純粋なアクマのものではなく改造アクマのものだったからではないか。とか考えてみたり。

これはいいですね。確かにそれなら辻褄が合うし設定的にも問題ないです。
この先にクロスの制作した改造アクマが出ないと正確な検証ができないので、原作でその辺をやろうと思ったらかなり先になるかなとは思うのですが。以前造った改造アクマはもう全員タイムリミットが来て爆発しているでしょうから。
(改造アクマのタイムリミットは短いと読んでます。もし長くできるのなら言伝にリミットぎりぎりのちょめ助を寄越さないでしょうし)



こういう設定討論をできる人が身近にいて下さるのは、本当にありがたいです。
理屈や理論は色々な方面から見て考えた方がより強固になりますし。これは一人だとどうしても限界があるんですよね。

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