D.Gray-manのクロウリーファンブログです。雑誌の感想などを書いています。(ネタバレは発売日以降)

カテゴリ: Dグレ世界の謎を考える  2009/01/09(金)
■ラビは6歳頃ブックマン後継者として本名を捨て、旅に出る(ファンブック)

そもそも。
たった6歳の子供に自分の一生の職業を決定するだけの判断力があるものなのか。
「警官になりたい」とか「ケーキ屋さんになりたい」とか言っていても、成長するに従ってその夢はどんどん変わってしまうのが普通だろう。


■「安心しろ 「お前」が死んでもブックマンは絶えない」(13巻120夜)

つまりこれは逆に言うと、「ラビ」が死んだら「ブックマン」が絶えてしまう。
ラビはそれを心の中で大きく気にしている。


■「ブックマンになるのが嫌になったのか「ラビ」!?」(122夜)

『 「ラビ」は「ブックマンになる事」を嫌だと思ってしまってはいけない。』
そういう強烈な自己暗示がかかっているように見える。


■「「オレ」にはブックマン一族の責任があるんだ!!」(122夜)

これは、「ラビ」がブックマンにならないと一族に危機が迫るという事ではないだろうか。
だから「一族の為に」ラビはブックマンにならなければいけない。


■誰も知らない事実を知れる それだけでオレは「ブックマン」になる事を受け入れた(119夜)

知識欲はあっただろう。
けど多分それだけじゃない。周りから「お前は一族の為にブックマンになるんだ」という圧力もかけられていただろうから。
もしくは「一族を存続させる為にはブックマンに選ばれた者がそれにならなければいけない」と、小さな頃から繰り返し教育されてきたか。
それに疑問を挟む余地も無く「当然の事」として。


■「我ら一族の役目とは何か?『ラビ』」(119夜)
■「あなた方が「ブックマン」の血筋の方ですね」(同上)


「あなた方が「ブックマン」の方ですね」、ではなくて
「ブックマンの血筋」と敢えて言われるからには、その血を引くものには
彼らだけに備わった特別な力があるのかもしれない。
「ブックマン一族の血筋」であればほぼみんな持っているだろう力が。

その能力とは何か。

これは、前記事に書いた通り「『忘却能力』が生まれつき壊れている」ではないかと思う。
違う言い方をすると「記憶力に対するリミッターが無い」。

そんな人間は、普通の人間の世界で普通に生活することは難しいだろう。
厳しい訓練を積んで何とか「普通」に見えるようになったとしても、生まれてくる子供がみんなそういうおかしな記憶力を持つ子供だったら
「この一族は異端だ」と奇異な目で見られる事は想像に難くない。


■様々な異種族の血を引く 国籍は不明 (4巻 ラビのプロフィール)

ラビは様々な血を引いていても「ブックマンの血筋」と呼ばれていた。
つまり、そこにその血が混じれば、それがどんな種族だったとしても強制的におかしな記憶力を持つ子供が生まれてしまっていたのかもしれないわけで。

そんな呪いのような血を持つ一族は排斥されるだろう。
だから、そんな一族に生まれてしまった人間達は、排斥されないよう集まって保護を受けているのかもしれない。
村とか国とかを越えた、もっと大きな組織に。

そして、その「一族の保護」の代償が「ブックマン」なのではないだろうか。


もちろんそれだけではなくて他にも理由はあるかもしれないけれど
「ブックマン一族」の責任を背負って「たった6歳の子供」がブックマンになる決意をした背景には、そんな理由もあるのではないかと思う。


→前記事:ブックマン一族について・前編 「記憶障害」


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