D.Gray-manのクロウリーファンブログです。雑誌の感想などを書いています。(ネタバレは発売日以降)

カテゴリ: 本誌感想(146夜~178夜)  2008/07/17(木)
なんだかアレンにショックを受けてる人をたくさん見た。
あれ?もしかして私不謹慎だったんだろうか。


■やさぐれアレン(7歳)

まあこんな所だろうなと思う。マナは意外だったけどアレンはこの辺だろう。
あの紳士なアレンがこうだったなんて信じられない、という人もいるかもしれないけど
今現在紳士な人が昔も紳士だったとは限らないし。

子供の頃すごくおとなしい子が大人になって行動力抜群になったり
子供の頃乱暴で憎しみまみれだった子が大人になって穏やかで優しくなったり
子供の頃活発で社交的だった子が大人になって清楚で控えめになったり。

実際にそういう例を知ってる。別にそれらは特別珍しい事でもないだろう。
ベースの人格が同じでも、ちょっと体裁を変えるだけで
ぱっと見の印象はいくらでも操作できるし。
自信が無くて控えめだった子が、自信がついて大胆になるパターンもある。
性格なんてものは環境や相手次第で変わる面もあるし
記憶の蓄積や新しい解釈で驚くほど変化する場合もある。
今ここで優しくていい人が、別な場所でも優しくていい人とは限らない。


「こんなトコ…
 大人になって強くなったら出てってやるんだから
 友達なんていらねェんだよ」


・・・弱者は虐げられる。これは人間の世界に限った話でもない。

「今酷い目にあっているのは自分が弱い子供だからだ」
「大人になったら強くなれる」
「だからそれまでの辛抱だ」


これが、この時のアレンの唯一の希望だったんだろうな、と思う。
大人になっても弱いままで、一生この檻から出られないとなったら
絶望して心が折れていたのではないかな。
クロウリー城で、御祖父様に死なれた後のクロウリーのように。


「強かったですか?

 強かったですか?僕のイノセンス」
「あ ああ!強い対アクマ武器だったぞウォーカー」
「そっか」

(9巻85夜)

あの辺のやり取りを今回と合わせて考えると、感慨深いものがある。


■「アレン」

「キミはアレンのお友達だったんですね…」

一応どちらとも取れなくも無いけど
最初の「ところでキミ誰でしたっけ?」が嘘でないなら
「アレン」はこの犬の名前だろう。
この時のアレンは自分の名前が無かったのかもしれない。

マナはその事をアレンに話したのだろうか。
この回想はアレンのものだから教えてあるかな。

アレンはこの名前がとても大切なんだろうなと思う。
ずっと適当に扱われてきたただの子供が、初めてまともな「個人」として
認識してもらえるようになったわけだし。
生まれつき当然のように名前を手に入れている人間より
ずっと名前が無くて、紆余曲折を経てやっとそれを手にした人間の方が
そのものに固執しやすいだろうし。

…だから神田もちゃんと呼んであげればいいのに…。


■クロスの部屋

クロス居た…!!本物だ…!!
ちゃんと帰ってきたんだなあ…。(まだ疑ってた)
こんなに厳重に警戒されてるなら偽者である可能性は低そうだし。


■マナとノア

「14番目がノアを裏切り
 千年伯爵に殺される瞬間までずっと側にいた
 ただひとりの人物
 それがマナ・ウォーカーだ」


え、じゃなんでマナは殺されてないの?
「殺される瞬間まで」というのが気になる。
マナはノアじゃなかったんだろうし。その気になれば簡単に殺せるだろう。

あと、1巻3夜の「マナ・ウォーカーを蘇らせてあげましょうカ?」を見るに
たとえ会っていても、伯爵はマナの名を知らなかったと思う。
(伯爵に本名がばれてたらその後は偽名を使うだろう)


■クロスと14番目

この二人は一体どういう関係だったんだ…。
クロスの口調から言って対等っぽいんだけど
クロスは物凄く年上や偉い人にもこういう言い方をしそうだから
どうもその辺が読めない。ううむ。

ええと、整理してみよう。

1:14番目がノアになる (人間のマナも連れてくる)
2:14番目が千年伯爵を殺そうとする
3:14番目が殺される (人間のマナはずっと側にいる)
4:死ぬ間際にクロスと約束。
  →マナを見守り続けてもらう
  →自分はいつか必ずマナの元に帰ってくる


14番目はどんだけ兄さん好きなんだ!!
もしかして伯爵を殺そうとしたのもマナの為だったりするのだろうか…。
最期の約束も「自分にまた逢いたければマナが死なないよう守れ」と
言ってるように聞こえるし。マナはイノセンスもノアも無い人間なのに。

とりあえず現時点での14番目の印象は「過度のブラコン」で。

ノア化した14番目に人間のマナが無理に付いて来る、というのは
能力的に不可能だと思う。
となるとやっぱり14番目の方がお願いして
マナに側に居てもらったのではないかなあ、と。
離れるより手元に居てくれた方がまだ安心できる、とかで。

マナに何かしらの特殊技能があったから、それを利用する為に
マナを連れてきたという可能性もなくはないけど。

しかしクロスも複雑だっただろうなあ…。
方舟の事や対伯爵戦を第1に考えるなら、普通の人間のマナじゃなくて
イノセンス持ちで天才のクロスの元に真っ先に行った方が効率がいいのに。


■アレンがアレンでなくなるかもしれない件について

いやこれは普通に大丈夫だろう。
たとえ本人を構成するほぼ全てが他からの借り物でも
「アレンの心(自我)」はアレンのものだし。
それ一つが無事ならあとはどうにでもなる。

クロスとマナは、アレンを14番目としても見てるんだろうなと普通に考えてたから
その辺にショックは無いかな。

クロスの最後らへんの言葉はどうもフェイクっぽいし
まあこの辺は来週待ちで。


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