D.Gray-manのクロウリーファンブログです。雑誌の感想などを書いています。(ネタバレは発売日以降)

カテゴリ: 本誌感想(146夜~178夜)  2008/07/11(金)
「アレンて近頃オレらと話す時敬語が外れてきたよなって」

え、結構最初の方からそうだったような。

2巻14夜で「可哀相とかそんなキレイな理由あんま持ってないよ」とか
3巻22夜で「バイト先に置いてきちゃった………………」とか
4巻28夜で「ラビはどうしてわかったの?」とか。

アレンは先天的な敬語キャラというわけではなくて
心の中でタメ口で考え、それをいちいち敬語変換してから出すタイプのようだから
咄嗟の時になると敬語変換しそびれてしまうのではないかと思う。
「親しくないから敬語」「親しいからタメ口」じゃなくて、単なるミス。

まあ相手に心を許しているから、油断してミスし易くなっているのもあるだろうけど。
じわじわ頻度が上がっている、と言う事かな。


この辺はクロウリーの「である」喋りと発動喋りの関係にも少し似ていると思う。
クロウリーは理性全部飛ばした状態で怒らせたら発動喋りだし。(162夜)
成長環境補正がない本来のベースはあちらなのではないかな。

アレンも多分、理性全部飛ばした状態で怒らせたらタメ口だらけになる気がする。


理性で「柔らかく話したい、丁寧に話したい」と考えているからこそ
敬語だったり「である」だったりするのではないかとも思う。


クロウリーは村人に恐れられるのをひどく悲しんでいたから
余計に柔らかい言葉使いを心がけるようになったのではないかと。


「そうだよ!何で敬語で話すのさ」
「別にそんな深いワケは…もう癖なんで…」
「アレンの敬語スタイルって世渡りうまくするためじゃないの?」
「え―――と…」


まあ「世渡り」も理由の一つではあるだろうけど。
とりあえず敬語であれば無用なトラブルはそこそこ避けやすくなるし。

…というかアレンの敬語って、「ですます」を付けただけで
あんまりまともな敬語じゃないと思うから
ちょっともうその辺で追求を勘弁して欲しい気がする…。

「世渡りを上手くする」という理由だけだったら、かなり年上のジョニーはともかく
リナリーにはもう敬語じゃなくてもいいかもしれないけど
何と言うか、アレンは自分の事を「似非紳士」として考えてるみたいだから
単に「自分に相応しいと思う言葉」を選んで喋っているだけで。

まあそれも
本来は少し違うのに、敢えて「紳士」の仮面を被っていると自覚しているから
157夜で神田に「似非紳士」と言われた時反論しなかったのかな、と思う。

「この場所ではこういう人間であるべき」という時そういう仮面を被るという、
その事自体は別に悪い事ではないだろう。
わりとそうやっている人は多いのではないかな。
冷徹な室長の仮面を被るコムイとか、娘と妻を愛している仮面を被るシェリルとか。
ラビの「いつもみたいにヘラっとして仲良くなるさ―」だって、笑顔の仮面だし。

ソカロ元帥が普段殺人衝動を抑えているのだって「仮面」だ。これは文字通り。

それらは別に、むりやり嘘をついているだけという訳ではないと思う。単なる使い分け。
ラビは、最初は嘘のつもりだったかもしれないけど
今の笑顔は本物だろうし。

アレンの敬語も、別に無理して敬語を喋らされているわけではないから
そのままで問題ないのではないかな。彼自身がそうしようと思ってそうしている事だし。
あの子は表(敬語) と裏(タメ口) がいい感じに融合してる。
良い意味でいい加減というか。ちょうどいい。


だから、
リナリー達が「敬語じゃないのスキ!」と言っている方が私には分からない…。
何で敬語じゃダメなんだろう…。敬語だから親しくないわけではないと思うのに。
むしろ教団は年上に敬語を使わなすぎでそっちの方が気になるというか。
英語だからその辺りは別にいいのかな。ううむ。


トラックバック

%url