D.Gray-manのクロウリーファンブログです。雑誌の感想などを書いています。(ネタバレは発売日以降)

カテゴリ: 本誌感想(146夜~178夜)  2008/02/08(金)
146夜絵




146夜。ネタバレ注意。


私は多分冷血な人間で、
だから感想とかはなるべく書かない方がいいんだろうと思っていたんだけど、
今回のジョニーを責める人がいると、ちょっと辛い。

アレンはアクマに囚われた魂を嫌でも見てしまう体で、一目見ただけで吐くほど辛いのに
それを見えない人間が「助けて」って言うのは確かに酷かもしれないけど
助けを求めるしか出来ない人間には、他にどうしようもないわけで。
ジョニーだって、彼自身がイノセンス適合者だったら
命を捨ててでもアクマと戦ったんだろうけど
そんな力が無いから。

タップを助けに行ったのだって、

私だったら助けに行かない。タップが物凄く親しかったとしても、あれはもう助からないと判断してしまうから。
「いざという時の咄嗟の判断でその人の本性が分かる」と聞いた事があるけど、
どれだけ善良に生きたいと思っていても、そういう咄嗟の判断でどうしても冷血になってしまう私は人間としての情が足りないんじゃないかと思う。

でも、だからこそメリットやデメリットの判断を全部ぶっ飛ばして
人を助けに行く心を持った人に惹かれる。

冷静に判断したら、確かに助けに行くべきではなかったんだろうけど
それはやっぱり違うんじゃないかと思う。人間として。

アクマに飲み込まれたジョニーを全員で助けに行った科学班の皆が好きだ。
ジョニーがタップの事を言ったら、その思いを汲んでスカルを止めに行く指示を出してくれた支部長も好きだ。

私も優しい人間になりたいと思った事はあるけど、多分根本的な所で向いてない。
それに成るには私は性格が曲がり過ぎてる。

だから、余計にそういう人を「いい人」だと思う。

そんないい人達を死なせちゃいけない。いや、人はみんな死なない方がいいんだけど、本当にもう、これ以上死なせないでくれとしか言えない。
ジョニーもリーバーもバクも、名前を知らない人達も、全員。



それからもう一つ。

「自我の安定のさせ方」と言うのが人によって色々あって、
友人と話すことで安定する人、本を読む事で安定する人、煙草を吸う事で安定する人、他人に褒められる事で安定する人、と
人によって様々なんだけど、アレンの場合は
「他人を助ける事」で安定する人のように見える。
「助けて」とか「生きたい」とか、そう自分に言ってくる人を救う事で自らの心を保っているような。

だから、アレンに「助けて」と言うのは悪い事ではないと思う。
むしろいい事だろう。
今回、挫けかけたアレンの心を立ち直らせたのは、ジョニーの言葉の力だ。

何の力もない弱い人間でも、そういう部分で人を助ける事ができる。

ちょっとした一言で救われたりとか、あの人がああ言ってくれたから頑張れるとか、そういう物は確かにある。私にすらある。
だから、私はジョニーを弁護したい。
まあ、こんな事をこういう場所で呟いた所で何がどうなるというわけでもないんだけど。




文章にしてみたらちょっとスッとした。
私は文字を読んだり書いたりする事で安定するタイプなのかもしれない。


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