D.Gray-manのクロウリーファンブログです。雑誌の感想などを書いています。(ネタバレは発売日以降)

カテゴリ: 本誌感想(146夜~178夜)  2008/06/24(火)
「出ていぐんだな…
 わだじはもうずっど この城から出られない…」

「犠牲じゃない
 一緒に生きる為に助け合ってるんだ ボクらは」




泣きそうになった。



…クロウリーも、城に閉じ込められて
心の奥に葛藤と悲しみを募らせながら寂しがって泣いてた。
状況は大分違うけれど、私はこういう
「閉じ込められて泣く子供」に異様に弱い。

その子を縛る鎖を引きちぎって、逃がしてやりたくてたまらなくなる。

私が室長か科学班員だったら、
どれだけ時間がかかってでもその子を逃がしたかもしれないけど
それで教団内の信頼や仲間だった人を失ってしまうのは「犠牲」なのだろうか。

単に発作的にそうしたくなってしまうからそうするだけというか
幼女好きの人が思わず幼女に親切にしてしまうのと変わらないというか
別にその子がその子でなくても
「閉じ込められて泣く子供」であれば逃がしたくなるのだけど。
こう、目の前でおなかが空いて死にそうな人がいて、自分がパンを持っていたら
思わずそれをあげてしまうような感覚で。


「犠牲になってぐれる人間はいながった…」と言っていたけど、
犠牲になってくれる人間がいればそれでいいというものでもないと思う。

例えば私が生前の彼女の側にいて、彼女を助ける為にボロボロになっていったら
「いや別に全然構わないですよ?」と何度言っても、その子は、
自分の所為で悪くない人が傷ついたり酷い目にあっていくのに耐えられなくなって
その内拒絶しだすんだろうし。「助けてくれる人の為」に。

助ける側の力(権力含む)が飛び抜けて強ければ、もっと普通に助けられるのだけど。



…何とかして、あの自縛霊の少女を助けられないだろうか。
もう苦しむ必要は全然ないのに苦しんでいるのは無駄でよくないし。
教団は実験体に対する供養を全然しなかったのだろうか。
2年前の回想のジョニーとタップには霊に対する敬意が見えなかったけど
他の人がどう考えているかは出てないから分からないな…。

人体実験の被験者ファイルが欲しいな。
コムイは実験を廃止した時、そういう資料をどうしたんだろう。
私だったら「それはそれ、これはこれ」と言って
ファイルの情報は利用させてもらうと思うけど。
でもリナリーのデータも入ってるならコムイはそれらを全消去しててもおかしくはない。

…じ、情報の取り方に罪があるならそれは罰して廃止すべきだけど、
情報そのものには罪が無いんだ…!!
残していてくれないかなコムイ…!!

残ってたら、少女の人間だった時の名前と顔を探し出して
そこから少しずつ当時の事を話してもらいたい。できるだけ具体的に。
あの子の話が聴きたい。どんなスプラッタでも最後まで全部。

あの子が寂しかったのは、そういう事を聴いて理解してくれる人が
いなかったからではないかと思うし。
もし側に沢山人がいても、
その人達が自分の事をまともに認識してくれなければ意味が無い。
人がいれば寂しくないというものでもないだろう。


例えば、溺れている人間が苦しさのあまり他の人間を引きずりこんで溺れさせても
その子は楽にならない。
何かで苦しんでいるのなら、その原因を解明して正しい方法で解決を図らないと。

「じあわせ…?
 いいなぁいいなぁ わだしだってなりたいなぁ」


幸せになりたい子はみんな幸せになってしまえばいいんだ。
不幸は不幸になりたい人間だけがやってればいい。


D.Gray-manルール的に考えて、一度死んだ人間は、基本的には生き返らない。
だからこの子もキッチリ成仏させてしまうのが正しい解決方法なのだろうけど
できればこう、悪者を倒すとか退治するとか、そういうのでなくて
ちゃんと幸せな状態にして天国に送りだせたらと思う。

退魔の剣は効かないだろうし、助けてくれるなら誰だろう。
個人的にはアレンかクロウリー(正気)に来て欲しいな。


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